2015年10月04日
須崎の番所、海の関所。
下田湾から見た須崎のお台場です。
画面の灯台の上に大砲(おおずつ)を据え黒船に対する防備をしました。
その後、東京湾の防備のため、この砲台を現在の東京お台場に
移設しましたのでその名が付き現在に至っています。
須崎の舟番所はこの岬の先にあります、須崎半島が風よけの屏風となり
下田港は天然の良港となり、江戸時代の帆船時代は出船入船三千艘と言われ
殷賑を極めました、下田節にも(伊豆の下田にながいはおよし縞の財布が
軽くなる)風待ちで長引くなと唄ったものでしょう。
最初の番所は、より海に近い須崎にしたのですが、世の中も落ち着き
帆船も増えたので下田港に移設して名前も舟改め所となりました。
古文書で見ると画面の左側に須崎の福浦に番場(水主のたまり場)があり
早船は三十丁櫓の船があり見張所で采(さい)を振ると沖行く船を捕縛した。
Posted by いそさん at 08:39│Comments(0)
│館内から観える景観